返信が来なくて、もう一通送りたくなる夜

「なんで返してくれないの」。そこまで打って、指が止まる。送れば楽になる気もするし、もっと気まずくなる気もする。その一通をめぐって、眠れなくなる夜があります。

スマホとノートを前に考える女性のLady Mind Journal風線画
夜に送る前に、下書きにして朝読む。

23時、指が「なんで」まで打って止まった

お風呂から上がってスマホを見ても、通知のランプはついていません。ベッドに入ってからも、つい開いては閉じてを繰り返してしまいます。既読だけは早々についているのに、そこから何十分も返事がなくて、気づけば「なんで返してくれないの」と打ちかけていました。送信ボタンの手前で、指が止まります。送ったら重いと思われそうだし、かといってこのまま伏せても眠れそうにありません。どうしようと、暗い画面にうっすら映る自分の顔を、ただ見ていました。

本当は、責めたいわけじゃない

怒っているわけじゃなくて、ただ不安なだけなんだと思います。嫌われたのかな、さっきの言い方で何か気にさわったかな、と考えはじめると、よくないほうへどんどん想像がふくらみます。こういう不安は、夜だと余計にこたえる時があります。勢いのまま送ってしまった一通を次の朝に読み返して、「なんでこんな送り方したんだろう」と落ち込んだことが、私も何度もあるんです。

今夜は、相手にではなくメモに書く

どうしても言葉にしたいなら、相手には送らず、自分のメモアプリに書いてしまいます。書き終えたらスマホを伏せて、台所で水を一杯飲んでから布団に戻ります。それでも翌朝、まだ同じことを伝えたいと思っていたら、その時にあらためて送ります。ただ、朝になってみると、ゆうべほど送りたいとは思わなくなっていることが多いです。

朝になって「昨日ちょっと不安になっちゃった。落ち着いたら返事もらえたらうれしいな」と送ると、責める言葉にはならずに、自分の気持ちだけをそのまま渡せます。言いたいことがある夜ほど、その場では送らずにメモに書いて、朝の自分に渡すようになりました。